なぜダンロップはタイヤメーカーなのにテニス用品を作っているの?
先日、自動車教習所に通っていたときのことです。
教官から突然、
「このタイヤ、何かわかる?」
と質問されました。
私は自信満々に、
「ダンロップです!」
と答えました。
すると教官は少し苦笑い。
どうやら教官が求めていた答えは「スタッドレスタイヤ」。
さらによく見ると、そのタイヤはダンロップですらなく横浜タイヤでした。
今思い返しても少し恥ずかしい思い出です。
ただ、その時ふと疑問に思いました。
「そういえばダンロップって、タイヤのイメージが強いのに、なぜテニス用品も作っているんだろう?」
今回はそんなダンロップとテニスの意外な関係についてご紹介します。
ダンロップの始まりは「空気入りタイヤ」
ダンロップの歴史は1888年に始まります。
創業者であるジョン・ボイド・ダンロップは、息子の三輪車をもっと快適に走らせたいと考え、空気入りタイヤを開発しました。
当時は固いゴムのタイヤが主流でしたが、空気を入れることで乗り心地は大きく向上。
この発明が後の自動車産業にも大きな影響を与えることになります。
実はテニスボールも「ゴム」が命
ダンロップが得意としていたのはゴム加工技術です。
タイヤもゴム。
テニスボールもゴム。
一見すると全く違う製品に見えますが、実は共通点があります。
高品質なゴムを均一に加工する技術は、タイヤだけでなくスポーツ用品にも応用できました。
その技術力を活かし、ダンロップはテニスボールやラケットなどスポーツ用品の開発へと進出していきます。
世界中のテニスプレーヤーを支えるブランドへ
その後ダンロップは世界的なテニスブランドへ成長。
トッププロが使用するラケットの開発や、世界各地の大会で使用されるテニスボールの製造など、長年にわたりテニス界を支えてきました。
皆様がレッスンで使用しているテニスボールにも、その歴史と技術が詰まっています。
テニスコートでも活きる「積み重ねた技術」
普段何気なく打っているテニスボールですが、その中には100年以上受け継がれてきた技術があります。
タイヤとテニス。
全く違うように見えて、どちらもゴムの性能が大切な製品です。
だからこそダンロップは、タイヤだけでなくテニス用品の分野でも世界中から信頼されるブランドになったのかもしれません。
さいごに
ちなみに今なら教習所で同じ質問をされても、
「スタッドレスです!」
と答えられると思います。
そんな少し恥ずかしい思い出から始まった今回の記事でしたが、皆様もぜひレッスンの際に
「ダンロップってもともとはタイヤの会社なんだよ」
とご家族やお友達に話してみてください。
意外と盛り上がるテニス雑学かもしれません。
